705 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日：2007/03/06(火) 09:20:44.78 ID:GQlvamHqO
さて沖田


706 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/06(火) 09:25:39.61 ID:GQlvamHqO
十時に幼なじみを迎えに行く
とりあえず出来る範囲で行動安価実況します

---

36 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/06(火) 20:26:20.18 ID:k194aAvF0
ただいまです


39 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 20:33:58.14 ID:vknq9To/O
きたあ


40 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/06(火) 20:36:26.81 ID:k194aAvF0
>>1 乙！
とりあえず今日と前回どちらから報告しましょうか


41 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 20:38:29.42 ID:vknq9To/O
流れ的に前回からが・・・


44 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/06(火) 21:02:59.77 ID:k194aAvF0
俺と幼なじみが卒業して二日目の朝。
卒業式の後、公園のベンチで見せた幼なじみの涙。
あれから幼なじみから連絡はない。
俺と違って、色々とあるんだろう。きっとそうだ。
幼なじみとの別れを惜しむ連中はたくさんいるんだから。
俺はその中の一番になれるんだろうか………

そんなことをベッドの中で悶々と考える毎日。
ハルシオンデイズ。ギリシャ神話にそんな言葉がある。
意味は「平穏無事な日々」だったかそんなような気がする。
俺の知っている映画では、集団自殺を図った若者がどうとか……

そんな俺が順調に自宅警備員家事手伝いの職をまっとうしている間にも
幼なじみとの別れが刻々と迫り、暖冬で騒がれている世間が春の訪れを示唆し、
そして春の足音はまだ聞こえないとはいえ、遠くのほうで足踏みしているような気がする。

ハルシオンデイズ。
ここからだとよく分からないが、窓の外は寒そうだ。
時折吹き付ける風が、ガラスをガタガタと震わせる。

幸いなことに、春はまだ来ない。


45 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/06(火) 21:03:56.40 ID:k194aAvF0
すいませんいつものやつです……
いてきますﾉｼ


53 名前：愛のVIP戦士[] 投稿日：2007/03/06(火) 21:41:19.66 ID:M0RcOtVkO
いつもの奴ってなんだ？
風呂か？


50 名前：愛のVIP戦士[] 投稿日：2007/03/06(火) 21:29:51.84 ID:M0RcOtVkO
安価がないと過疎になるな。
市原には負担だが、変な言い回しで報告の深みはいらないから、
安価と報告を両立して頂きたいな…


51 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 21:35:16.08 ID:ZB2LDTkU0
そうかい？俺はこの独特の言い回しがすきだけど・・・。


52 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 21:36:59.99 ID:Tc+DrHiK0
書きたいように書いてくれ


55 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日：2007/03/06(火) 21:48:45.35 ID:GQlvamHqO
風呂でしたただいま
ではPCに報告書き溜めて安価するか


54 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 21:47:31.85 ID:xZs+hbP50
俺は安価よりいっちーのこの報告が楽しみだぜ。


56 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 21:48:47.94 ID:vknq9To/O
俺も報告が楽しみ
回想もまだまだあるしな


62 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日：2007/03/06(火) 21:58:13.36 ID:GQlvamHqO
では先に報告終わらせます


69 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/06(火) 22:23:51.75 ID:k194aAvF0
そんな半ヒキ状態の俺だが、今日は珍しく予定があった。
夕方頃、前からの約束で幼なじみと会うことになっていたのだ。
色々あって行動安価も出せない（出したが華麗にスルー）まま、
約束の時間を三十分過ぎた六時に、幼なじみ家のガレージに向かった。

が、到着メールを送っても幼なじみ出てこず。
屋根と壁があるとはいえ風は容赦なく入ってくる。はっきり言って寒い。
俺がもう少し厚着してこればよかったと嘆いていると、幼なじみ光臨。ｋｔｋｒ！

それからいつも通り何てことのない雑談。
「昼間は何しとったん？」と聞きたかったが我慢。
俺に幼なじみを束縛する権利はない。
幼なじみだって別れたくない友人はたくさんいるんだろう。
俺はその中の、大勢の一人でしかないのだから。


75 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/06(火) 22:42:54.39 ID:k194aAvF0
そこから明らかにテンションの低くなる俺。
勝手に余計なことを考えて勝手に落ち込む。メンヘラか。
そんな自分をせせら笑いつつ、幼なじみを見る。
空を見上げながら、俺でも聴いたことのある有名な歌を口ずさむ幼なじみ。
それを見ていたら、俺の考えていたことなんてどうでもよくなった。

「ねえ」
「ん？」
「学校行きたい」
「は？」

あまりに唐突すぎて、訳が分からない俺
そんな俺をよそに、ガレージの外へ出ていく幼なじみ


78 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 22:57:05.18 ID:M0RcOtVkO
なんか結衣って幼なじみ心と男心をくすぐるよな。


79 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/06(火) 22:58:06.12 ID:k194aAvF0
「学校って？」

脊髄反射の如く聞き返す俺。

「うちらの中学校」
「ああ………」

そういえば思い出拾いはしばらくやっていなかった。
元はといえば幼なじみと思い出を作るためにスレを立てたのだ。
そしてまだ全部を回れたわけじゃない。
一番肝心な中学校を見逃していた。

「今から？」
「今から」

聞き返したが、正直俺は乗り気だった。
外は相変わらず寒いし、歩けない距離ではないが近くもない。
それでも、俺は幼なじみにとことん付き合ってやるつもりだった。

「来ないならいいよ、うち一人で行くから」
「行くよ」
「無理しなくていいよ？顔色悪いし」

こいつは俺が一人で落ちていたのを気分が悪いのと思ったのか？
だが俺は元から色白。夏でも焼けることはない肌を持つ男だ。
顔色が悪く見られたのはそのせい………と、俺はそう思った。

「二人で行こう」


81 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 22:59:51.76 ID:vknq9To/O
いいねぇ


83 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:04:38.97 ID:wcbxC9U+O
仕事オワタ
失神ｗｋｔｋ


85 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:08:01.60 ID:vknq9To/O
ショックな一言ｗｋｔｋ

つか幼どうやってこの事態を知らせたのか


86 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:09:52.53 ID:6YiwxhFe0
幼のなんという台詞で一夜が失神したのかを想像するスレ


87 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:10:13.08 ID:k194aAvF0
それから住宅街を歩き、坂を上がり、俺たちの母校へ。
どこも夕飯時のようで、あちこちからいい匂いが漂ってくる。
時折窓から漏れる白い湯気が、なんだか暖かく感じられた。
今日はあいにく星がよく見えない。

「先生とかまだいるかな？」
「何人かはいるんじゃないか？生徒はいないだろうが」
「モナー先生まだいるよ。学年主任だって」
「いるってそっちか」
「なんか太ったらしいよ」
「まじか………」

モナー先生といったら小学校の時からの恩師……
野球部の顧問で、自分も地域の野球チームに所属するほどの野球好き。
老後は少年野球のコーチになりたいとか。
野球している姿はいつでも想像できるが、太った姿は想像できないな……

(　´∀｀)「キャッチだ。とうっ」


間違えた。何でもない。


89 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:16:15.52 ID:vknq9To/O
モナーｗ


90 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:22:09.15 ID:k194aAvF0
忘れていた。今日は土曜日。学校はない。ゆとり世代万歳。
先生はいることはいるが、駐車場の車の数は少ない。
これではモナー先生はいないだろう、ということで
校門を堂々とくぐり、職員室には行かずに中庭に出る。
たとえ見付かっても卒業生だと言えば大丈夫だろう。

「この木こんなに大きかったっけ？」
「三年かそころじゃあんまり伸びないだろ……」
「そっかー………」
「ああ（そっか？）」

中庭にそびえる大きな木。
幼なじみはそれを撫でるようにそっと触れる。
何てことのない、幼なじみの無邪気な姿。
薄暗かったせいか、俺には何だかとても神秘的に見えた。


92 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:24:17.71 ID:ii64tkTL0
「そなたは美しい・・・」


94 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:29:48.59 ID:vknq9To/O
獅子神様がいっちを失神に


95 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:33:22.80 ID:k194aAvF0
それから中庭を通り、自転車置き場を経由して部室棟へ。
サッカー部だった俺だが、部室の記憶は無いに等しい。
着替えたりスパイクを履き替えたりするのに、土間を使っていたからだ。
確かただの物置と化していた気がする。
俺は高校で部活には所属していたが、部室があるだけの、
実質俺が入学した年に無くなった部活だった。
結局部室の鍵を所持したまま卒業してしまったが、どうしよう。

「中学にしちゃ広いよね」
「田舎だしな」

グラウンドに出て、とりあえずサッカーコートへ向かう。
辺りはすっかり暗くなっている。
隣にいる幼なじみすら見失ってしまいそうなほど。


96 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:35:21.95 ID:vknq9To/O
田舎の学校は広いよなｗ

俺の高校は外周が1キロ半あるから体育がキツい


97 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:36:29.44 ID:K7k7YYQw0
うちの中学は４ｋｍあったぞ・・・
周りが畑で囲まれてて大回りしかできなかった


99 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:41:57.49 ID:k194aAvF0
「あっ！」

幼なじみが何かを見つけて、サッカーゴールに入っていった。
ゴールネットに、ボールが引っかかっている。
体育用のボールでない証拠に、「長岡二中サッカー部」とある。
一年（ボールバックは一年の仕事）が見落としたんだろう。
ボールの出しっぱなし。俺らの時はくそ怒られたぞ。

「蹴って蹴って」
「いいだろう」
「やめて！！うちじゃない！」
「ぬ、すまない」
「うちキーパーやるから」
「いいのかい？俺は女でも本気で蹴っちまうような男だぜ？」
「……うちが蹴る………」

ペナルティエリア内でも望み薄なのに、ゴールから遠ざかる幼なじみ
ボールを抱えて、てけてけと走っていく。

「…………（え？バカ？）」
「いくよー」
「（ちょｗｗｗどこから蹴るか見えねぇｗｗｗ）」


101 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:45:24.97 ID:K7k7YYQw0
いっちー　ﾋﾄﾞｽｗ


102 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:46:14.00 ID:wcbxC9U+O
テラドエスｗｗｗ


103 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:46:54.97 ID:k194aAvF0
決められるんじゃね？と思ったが、いかんせん素人。
軸足をボールから離れた位置に置いてしまう独特の蹴り方で、
ボールはゴールに届くかどうかも疑わしい速度で転がってくる。

「…………」
「…………」
「これ、とっていいの？」
「取るなっ！！」

ボール君に道を開けてやる俺。
最後の力を振り絞ったのか、何とかラインを越えた。

「ゴール！！」
「…………」
「うちすごーい」
「…………」
「やーい、やーい」
「死ね」


105 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:48:27.98 ID:vknq9To/O
死ねってｗｗｗ


106 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:48:40.98 ID:ii64tkTL0
ﾊﾞｶｯﾎﾟー( ﾟдﾟ )


107 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:48:47.88 ID:hn81J45uO
とりあえず、
幼の蹴ったボールがいっちーに直撃
↓
失神
じゃなくてよかったｗｗ


110 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/06(火) 23:58:17.36 ID:k194aAvF0
それから幼なじみはボールの上、俺はゴールポストにもたれ掛かって座る。
特に身体を動かしたわけじゃないが、ここまで歩いてきたためか、
いつの間にか寒さは気にならなくなっていた。
ボールをお尻の下で転がしながら、幼なじみはまた歌を唄う。
意外に感じたが、そういえば７１８８がこれをコピーしていたな。
日本人なら大半が知っているであろう、あの別れの曲。
幼なじみが唄うと、何だか別の歌のように聞こえるが、
それでもやはりいい曲だと思った。

違和感を感じた。
最初は消えかけた煙草の火から出る煙のように小さいモヤモヤが、
今ではしっかりと身体の痛みとなって感じられる。
頭が痛い。いや、腹が痛い？？というか、さっきから視界が………

「ねえ」
「ん………」

これは………まただ。
寒さのせいかもしれないが、ヤバイかもしれん。
幼なじみには悪いが、もう帰ろう…言わなきゃ。


「うちのこと、好き？」


風が吹き、二人っきりのグラウンドを駆け抜けた。

「………は？」


112 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:00:54.01 ID:BqYanGmVO
>>110
　 _､､_ _､､_
　(Д´≡`Д)だあああああああ！！！！！！


113 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:01:31.86 ID:D/6kxQKL0
いい展開


114 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:02:09.04 ID:Uv1naeYSO
つ　い　に　告　白　
キタ――――(ﾟ∀ﾟ)―――!!!


115 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:03:48.43 ID:Uv1naeYSO
Majiでochiちゃう５秒前


117 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:05:19.66 ID:rypBq33jO
おあああああああああああああああああああ


好きです、今度は嘘じゃないっす


118 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:06:01.62 ID:rypBq33jO
ここでいっちーはイッたのか


119 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:09:47.57 ID:O3arZb/a0
すきすきすきすききみがすき………きみがっすっきー
ってアホな歌を作ったのは誰じゃあああぁぁぁぁぁぁぁあああ
テスト丸めて紙ヒコーキ飛ばすってレベルじゃねーぞ！！

「え……それって……」

どうする。何だこれ。これは俺も予想ゲイ。
だってｗｗｗ向こうからｗｗｗ告白とかｗｗｗうぇｗｗありえなｗｗｗ

脳内評議会の皆さん
俺A「告白ｋｔｋｒ！！みなｗｗぎってｗｗきたｗｗ」
俺B「ﾊｧ？告白？現時点でそれはないだろ………」
俺C「どーする？？早く何か言わねえと！向こうは待ってるぜ！？」
俺D「おっぱい！おっぱい！」
ｻﾝﾄｽ「そんなことよりサッカーしようぜ！」


「………友達として？」

……何言ってんだ俺 orz


121 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:12:12.33 ID:D/6kxQKL0
いっちー・・・　orz


124 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:14:14.65 ID:Uv1naeYSO
我らが勇者よ・・・
なんたるヘタレっぷり・・・orz


126 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:14:49.43 ID:O3arZb/a0
「………そうじゃなくてさ」
「…………」
「…………」
「…………」

引き続き脳内評議会の皆さん
俺A「うはｗｗｗ空気ｗｗｗおもｗｗｗ」
俺B「だから軽率な発言はよせとあれほど……」
俺C「やべーって！まじやべーって！どうするよ俺？？」
俺D「おしまい！おしまい！」

「一夜はさ、」
「…………」
「うちのことをどう思ってるか」
「……おｓ」
「幼なじみとかじゃなくて」
「…………（ｽﾞｰﾝ）」
「好きか、嫌いか」

真っ直ぐにこちらを見つめる幼なじみ。
いつのまにか立って、俺を見下ろす形になっている。
ボールが、忘れられたボールがコロコロと転がっている。


129 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:17:36.97 ID:nJ/ISAjH0
これは…！


132 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:20:41.65 ID:Uv1naeYSO
《いっちー！墜ちるな！おい！》


134 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:20:47.39 ID:iHhA7L/00
　　　　〃〃∩ 　_, ,_
　　　　　⊂⌒（　`Д´）　＜　ﾔﾀﾞﾔﾀﾞ！
　　　　　　 ｀ヽ_つ ⊂ノ
　　　　　　　　　　　　　　ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
　　　　　　　　　_, ,_
　　　　　〃〃（`Д´ ∩　＜　好きって言ってくれなきゃﾔﾀﾞﾔﾀﾞﾔﾀﾞ
　　　　　　　　⊂　　　（
　　　　　　　　　　ヽ∩　つ　　ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

　　　　〃〃∩　　_, ,_
　　　　　⊂⌒（　つД´）　＜　幼なじみとかじゃなくてー
　　　　　　 ｀ヽ_ ノ ⊂ノ
　　　　　　　　　　　　　　ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
　　　　　　　∩
　　　　　⊂⌒(　　_, ,_）　＜　好きか、嫌いか…
　　　　　　 ｀ヽ_つ ⊂ノ
　　　　　　　　　　　　　　ﾋｯｸ...ﾋｯｸ...
　　　　　　　∩
　　　　　⊂⌒(　　_, ,_）
　　　　　　 ｀ヽ_つ ⊂ノ　　zzz…


138 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:22:37.32 ID:O3arZb/a0
………気持ちを整理してみよう。
俺がVIPにスレを立てた時、どんな思いだったか。
幼なじみが春から大阪の大学に行くらしい。
それを聞いて、メアド入手して、勢いで安価して。
好きか、嫌いか。
そんなん聞くまでもないだろう。

「………何で、そんなこと聞くの？」

俺きめぇ……
そんなすっとぼけが許されるわけないだろ……
高校生にもなって………いや、もう卒業したか……
中学の時と俺はちっとも変わっちゃいない。ヘタレのままだ。

言えない。俺には言えない。
もし言ったら、この三年間が無駄になる。
俺がどんな思いで別れようとしているか分かってるのか？

「………分からないから」
「………え？」
「一夜が何を思ってるのか、何を考え、何がしたいのか………」

「全然分からないから……」


139 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:23:55.14 ID:D/6kxQKL0
…まぁ、幼はそう思うよなぁ


143 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:25:22.24 ID:ytstYpP90
そら、わからないわな。


144 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:25:37.41 ID:uchY8HM20
分かったらすごいわな


146 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:27:44.73 ID:ytstYpP90
これで付き合う、とかってことになったら大笑いだわな


149 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:30:28.57 ID:O3arZb/a0
そう言って、幼なじみはうつむいた。幼なじみの目線が下がったことで、
ようやく俺は幼なじみを見ることができた。何とも情けない。

「だから………」
「…………」
「教えてほしい」
「…………」

あれだけ騒がしかった風の音も、脳内評議会の皆さんも、ｻﾝﾄｽも、
空気を呼んだのか、俺の心はいたって平穏だ。
おかしい。先ほどの焦りが無くなっている。心音も聞こえない。
ふっきれたのだろうか腹をくくったか………今なら言える！！！

ここで言わぬなら男がすたるってもんよ。
ヘタレでいいさ。だが男にはやらなければならないことがある！！
時は来たり！！俺は今、ヘタレの汚名を返上し、名誉を挽回する！！
使い方も間違ってないはずだはーっはっは！！！
もはやこの勢いは誰にも止めることができないッッッ！！！
唸れ！！！俺のハート・オブ・ボンバー！！！

「おｒ」

「うちは………」


止められた。


150 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:31:07.59 ID:D/6kxQKL0
いっちー　ﾖﾜｽ


152 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:31:56.19 ID:uchY8HM20
遮られてるｗｗ

だがｗｋｔｋ


156 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:32:54.27 ID:BZ76w54i0
はったはった！！！！

１、告白した(成功)・・・・３倍
２、友達のまま・・・・２倍
３、告白した(失敗)・・・・５倍





４、ヤって貧血・・・・１.４倍


157 名前：一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:35:19.12 ID:O3arZb/a0
「………(ｽﾞｰﾝ)」
「うちは………」
「…………」
「うちは一夜のこと………」

「俺はッ！！！」
「！！ ﾋﾞｸｯ」

とっさに大声を出し、そこで止めさせる。
危なかった。………俺は、聞きたくなかった。
いや、そんな理由ではなくて。

「俺は………」

俺から言うべきだと思った。
さあ、フィナーレだ………言おうぜ、俺。

「結衣のこと好き………なのかもしれん」


………っておい


159 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:36:19.43 ID:ytstYpP90
（ ﾟдﾟ）？


160 名前：愛のVIP戦士[sage] 投稿日：2007/03/07(水) 00:36:48.41 ID:D/6kxQKL0
ヘタレな勇者本領発揮ｗｗｗｗ